ライブ映像
- 役割
- いまの状況を確認する
- 注意点
- 映っていても、録画が残っているとは限りません
相談してみる →RECORDING
防犯カメラは、映像を撮るだけでは十分ではありません。問題に気づいたときまで映像が残り、必要な時間帯を探して再生でき、必要な人だけが安全に扱えるところまで含めて考えます。
RECORD & RETRIEVE
防犯カメラのご相談で少なくないのが、「必要な日の映像を見ようとしたら、すでに上書きされていた」「録画中と表示されていたのに、再生の仕方が分からなかった」というものです。どれも設置前に整理しておけば、避けやすい問題です。
録画に関する準備は、保存期間を決めるだけでは終わりません。カメラから記録先、閲覧する端末、必要な映像の書き出し、扱う人のルールまでが一続きになっていて、どこかが欠けると必要な映像を取り出せません。
同じカメラの映像でも、見る目的によって必要な機能は変わります。この3つを同じ機能として扱うと、「スマートフォンで映っているから大丈夫」と考えたまま、録画の欠損に気づけないことがあります。
映像を見る場所によって、必要な機器と条件が変わります。
インターネット回線がなくても、現地で録画し、現地のモニターで確認できる構成はあります。一方、外出先から見たい場合は、対応機器、インターネット環境、安全なアカウント設定が必要になります。「録画できること」と「遠隔で見られること」は別の条件です。
防犯カメラ導入の全体像は防犯カメラの基礎知識、設置位置は設置場所と配置、機器構成は機器の選び方のページで確認できます。
RETENTION
「防犯カメラの保存期間は一般的に何日」という数字から始めると、自分の建物に合わない期間になりがちです。先に考えるのは、問題が起きてから気づくまでに、どれくらいかかりそうかです。
施設の種類ごとに決まった日数があるわけではありません。同じ店舗でも、毎日レジを締めるのか、月末にまとめて確認するのかで必要な期間は変わります。
長く残せば安心とも言えません。三重県の防犯カメラの設置及び運用に関するガイドライン(PDF)では、画像データの保存期間について、設置目的を達成するために必要最小限度の期間とする考え方が示されています。
自治体、施設、補助制度、契約などで独自の条件が定められている場合は、あわせて確認します。事件や事故などで必要になった映像は、通常の上書きに任せず、別の媒体へ書き出して保全します。
これらは行政のガイドラインや管理上の考え方であり、法律で一律の日数が定められているものではありません。判断に迷う場合は、自治体の担当窓口などにご確認ください。市町ごとの窓口は三重県内の対応エリアのページにも記載しています。
CAPACITY CALCULATOR
残したい日数と録画条件を入力すると、必要な容量を概算できます。機種が決まっていない場合は、初期値のまま大まかな目安をご確認ください。
「画質・データ量」は1台あたりの平均ビットレートとして計算します。録画機の設定値が分かる場合は、近い数値をお選びください。
入力条件での概算30日分の録画容量
録画用HDDの容量目安4TB以上
録画機が対応するHDD容量・台数を確認し、計算値を上回る構成をご検討ください。
6 FACTORS
同じ容量のHDDでも、録画できる日数は条件によって大きく変わります。「1TBなら何日」と一律には言えません。
同じ容量でも台数が増えれば、1台あたりに使える容量は少なくなります。
高画質にするほどデータ量は増えます。ただし、必要な特徴が確認できないほど画質を下げると本来の目的を果たせません。
1秒あたりに記録する画像の枚数です。高いほど動きは滑らかになりやすい一方、容量も増えます。
H.264、H.265などの名称だけで日数は決まりません。同じ方式でも設定と撮影環境で変わります。
常時録画、動体検知録画、スケジュール録画のどれを使うかで必要な容量が変わります。
圧縮後のデータ量は、映像内の動きの量やノイズによっても変わることがあります。
出来事の前後を連続して確認しやすい方法です。容量は多く必要になります。
容量を抑えやすい方法です。ただし検知の条件や感度、記録が始まる前後の扱いを確認します。
営業時間や夜間に合わせられます。設定していない時間帯は記録されない点に注意します。
検知録画にすれば必要な場面がすべて残る、とは言えません。検知の範囲外を通った場合や、検知から記録開始までの間の映像が残らない場合があります。机上の計算だけで日数を決めず、実際の設定条件で確認します。
STORAGE
記録先によって、保存できる場所、必要な回線、費用、故障や持ち去りのリスクが変わります。
「クラウドなら映像は消えない」「SDカードは必ず短期間しか使えない」といった単純化はできません。製品、契約内容、設定条件によって変わります。
主にアナログ系のカメラと、同軸ケーブルで接続する録画機です。
主にネットワークカメラと、LAN経由で接続する録画機です。
既存のカメラ、配線、録画機を流用したい場合は、映像方式、解像度、チャンネル数、圧縮方式、電源、メーカーの仕様を確認します。名称が同じでも、新旧の機器がそのまま組み合わせられるとは限りません。録画機を含む機器構成の考え方は機器の選び方で解説しています。
必要な保存期間は、カメラの台数だけでなく、被害やトラブルへ気づく時期、画質、録画方法、確認する場所によって変わります。台数や機種が決まっていない段階でもご相談いただけます。
録画期間・確認方法を相談する →HOW TO VIEW
インターネットを使わない構成も可能です。ただし、モニターにライブ映像が映っていても、録画を再生できるとは限りません。操作する方が、録画機での日時検索と再生の方法を把握しておく必要があります。担当者が変わるときの引き継ぎもあわせて考えます。
対応するOS、ブラウザ、専用ソフトを確認します。同時に何人まで見られるか、複数拠点を切り替えられるか、どの範囲をダウンロードできるかも機器によって変わります。ソフトの更新やサポートの終了時期も、長く使う上では確認しておきたい項目です。
ライブ映像、録画の再生、通知のどこまでに対応するかは製品ごとに異なります。インターネット回線とルーターなどの機器が必要です。映像を送り出す側の回線速度、通信量、複数台を同時に表示したときの負荷を確認します。私物のスマートフォンで見る場合は、退職、機種変更、紛失のときにどう扱うかを先に決めておきます。
RETRIEVE
1台の映像だけで判断せず、前後の時間と隣のカメラを合わせて見ると、状況を把握しやすくなります。設置位置と画角の考え方は必要な映像を残す設置場所・画角で解説しています。
必要な映像は、通常の録画に任せず、別の媒体などへ書き出します。上書きされてしまった映像を後から戻すことはできません。元の映像を不用意に加工せず、書き出した日時、担当者、カメラ、対象の時間帯を記録します。具体的な操作方法は機種によって異なるため、お使いの機器の取扱説明書に従ってください。
映像を外部へ渡す場合は、次を記録しておきます。
提供の可否は、利用目的、要請の内容、管理規程、法令などによって判断が変わります。このページで一律の可否をお示しすることはできません。個別の案件は、管理規程や捜査機関などからの正式な要請に沿ってご判断ください。
MANAGEMENT
特定の個人を識別できるカメラ画像は、個人情報に該当し得ます。個人情報保護委員会のガイドラインQ&Aでも、防犯カメラで撮影した特定の個人を識別できる画像は個人情報に該当するという考え方が示されています。撮影した映像は、決めた利用目的の範囲内で扱います。
「録画機は誰でも操作できる」状態のままにすると、必要のない閲覧や、意図しない消去につながります。
どの方式でも不正アクセスを完全に防げると言えるものはありません。設定と更新を続けることが前提になります。
元の映像を不用意に加工せず、書き出した日時と担当者を記録しておきます。
ネットワークにつなぐ機器では、初期のIDとパスワードをそのまま使わないことが基本です。警視庁「ネットワークカメラをお使いの方へ」、IPA「ネットワークカメラや家庭用ルータ等のIoT機器は利用前に必ずパスワードの変更を」/2026年7月30日確認
CHECKLIST
「録画中」と表示されていることの確認だけでは足りません。実際に日時を指定して再生し、書き出しまで通してみると、いざというときに困りません。
COMMON MISTAKES
OUR APPROACH
発生時刻の前後を確認し、人物や車両の移動方向に沿って複数のカメラ映像を見ます。そのため、配置だけでなく、カメラ間の時刻、保存期間、日時検索、書き出し方法まで確認できる構成を考えます。
私たちの考え方はあさあけセキュリティについてでご確認いただけます。対応できる範囲は建物や既存機器の状況によって変わるため、現地で確認したうえでご案内します。なお、すでに上書きされた映像の復元はできません。
FAQ
A記録媒体の容量、カメラの台数、画質、フレームレート、圧縮方式、録画方法によって変わるため、一律の日数はお伝えできません。決め方としては、問題に気づくまでにかかりそうな日数を先に見積もり、そこに余裕を加えた期間を確保します。長く残すほど安心とも言えず、行政のガイドラインでは設置目的に必要な最小限の期間とする考え方が示されています。
A台数、解像度、フレームレート、圧縮方式、録画方法によって大きく変わるため、容量だけでは決まりません。同じ1TBでも、1台を検知録画するのか、8台を常時録画するのかで日数はまったく違います。ご希望の保存日数から必要な容量を逆算する形でご相談いただくのが確実です。
A確認したい内容によって変わります。常時録画は出来事の前後を連続して確認しやすい一方、必要な容量は多くなります。動体検知録画は容量を抑えられますが、検知の範囲外を通った場合や、検知から記録開始までの間の映像が残らないことがあります。検知録画にすれば必要な場面をすべて残せる、とは言えません。
Aはい。録画機に記録し、現地のモニターで確認する構成であれば、インターネット回線は必須ではありません。ただし、外出先からスマートフォンなどで確認したい場合は、対応機器とインターネット環境、安全なアカウント設定が必要になります。
A対応している機器であれば可能な場合があります。ただし、ライブ映像だけに対応する機種と、録画の再生まで対応する機種があり、通知の範囲も製品ごとに異なります。映像を送り出す側の回線速度や通信量、複数台を同時に表示したときの負荷もあわせて確認します。月額費用が必要かどうかは、クラウドの利用有無や契約内容によって変わります。
A録画機とカメラの時刻設定をご確認ください。時刻がずれていると、複数のカメラを見比べたときに前後関係が分かりにくくなります。機器によっては時刻を自動で合わせる設定があります。設置後の点検項目に時刻の確認を入れておくと、ずれに早く気づけます。
A見る人を必要な範囲に限ることをおすすめします。特定の個人を識別できるカメラ画像は個人情報に該当し得るため、決めた利用目的の範囲内で扱います。管理する責任者を決め、閲覧だけできる人と、書き出しや設定変更ができる人を分けておくと、運用が整理しやすくなります。第三者へ提供する場合の可否は、利用目的や要請の内容、管理規程、法令によって判断が変わるため、個別にご確認ください。
A現地で機器の型番、映像方式、チャンネル数、対応解像度、HDDの状態を確認したうえでの判断になります。カメラを増やす場合は、録画機の入力数と容量が足りるかも確認します。なお、すでに上書きされた映像を後から復元することはできません。現在お使いの機器の型番が分かる範囲でお知らせいただけると、確認がスムーズです。
CONTACT
あさあけセキュリティは、守りたい場所と確認したい場面を伺い、カメラの配置、保存期間、録画方式、現地・スマートフォンでの確認方法まで含めて構成を考えます。台数や機種、保存日数が決まっていない段階からご相談いただけます。現地調査・お見積もりは無料です。