RETENTION PERIOD

防犯カメラの録画期間は何日必要?
住宅・店舗・工場別の目安

結論から言うと、一律の正解はありません。まず「問題に気づくまで何日かかるか」を考え、施設の用途、録画の条件、保存と消去のルールを合わせて決めます。工場のように、製造や出荷の後で問題が分かる施設では、長期化することもあります。

  • 一律の正解はない施設の用途と、問題に気づくまでの日数から決めます
  • 日数と画質はセットで考える日数を伸ばすために画質を下げると、必要な映像が残らないことがあります
  • 長く残せばよいわけでもない目的に必要な期間を決め、消去の方法まで決めます

まず、似た3つの言葉を分けます

  1. 録画時間機器が映像を記録できる総時間
  2. 録画日数24時間録画などで、何日分の映像を保持できるか
  3. 保存期間運用のルール上、映像を保有しておくと決めた期間

「機器が何日録画できるか」と「何日残しておくべきか」は別の話です。先に決めるのは保存期間のほうです。

ホーム防犯カメラの基礎知識録画・映像確認録画期間は何日必要?

TERMS

「録画時間」
「録画日数」
「保存期間」
の違い

検索していると、似た言葉が並んで混乱しやすい部分です。「機器が何日録画できるか」と「何日残しておくべきか」は別の話です。機器の性能から入ると、必要な期間に足りていないことに後から気づきます。先に決めるのは保存期間のほうです。

24時間録画と動体検知録画で考え方が変わる

24時間録画は、出来事の前後を連続して確認できる代わりに、容量を多く使います。動体検知録画は同じ容量でも長い期間を残しやすい一方、検知の範囲外を通った場合や、検知から記録が始まるまでの映像が残らないことがあります。「動体検知にすれば長く残せる」とだけ考えると、必要な場面が抜けることがあります。

保存期間を決める前に、何を確認する映像かを決める

人物の特徴を確認したいのか、車両の出入りを確認したいのか、全体の状況が分かればよいのか。確認したい対象が決まると、必要な画質が決まり、そこから容量と日数の見通しが立ちます。録画・保存・確認の全体像は録画・映像確認の基礎知識で解説しています。

FROM THE END

録画期間は「問題に気づくまでの日数」から決める

保存期間は、確認する時点から過去へ向かって決まります。発生から発覚までに何日かかりそうかを見積もり、そこに余裕を加えます。

発覚が遅れる可能性がある施設ほど、長めに考えます。

BY FACILITY

住宅・店舗・工場別の録画期間の目安

施設の用途によって、発覚までの時間が変わります。以下は公開資料に見られる参考例であり、法律上の一律の義務や当社の保証値ではありません。

戸建て住宅

公開資料に見られる目安
3日〜1週間程度という公開例がある
日数が延びる条件
長期の不在、駐車場のトラブル、近隣との行き違い、夜間の確認
主に確認する人
居住者

参考:ALSOK

公開例はあくまで出発点です。日常的に自宅にいて、その日のうちに確認できる場合は短めから検討できます。一方、旅行や出張で家を空ける場合は、その期間をまたいで確認できる日数が必要です。駐車場での当て逃げや車上ねらいは、次に車を使うときまで気づかないこともあります。

店舗・オフィス

公開資料に見られる目安
1週間〜1か月程度という公開例がある
日数が延びる条件
棚卸し、レジや決済の確認周期、休業日、お客様からの申し出
主に確認する人
店長・管理担当者

参考:NTT東日本ALSOK

レジ締めで当日に気づくこともあれば、棚卸しや月次の確認まで分からないこともあります。お客様からの申し出で後日に判明する場合もあります。休業日をまたぐ場合は、その日数も加えて考えます。

工場・倉庫

公開資料に見られる目安
90日以上・1年以上など公開例の幅が大きい
日数が延びる条件
製造・出荷後の発覚、品質の追跡、事故の調査、契約上の条件
主に確認する人
品質・安全・総務の担当者

参考:パナソニック コネクトALSOK

公開例に大きな差があるため、固定の日数を当てはめるのではなく、発覚までの業務サイクル、製品の性質、取引先との契約、品質追跡の期間から個別に設計します。長期保存は容量と費用に直結するため、すべてのカメラを同じ期間にせず、重要な地点だけ長く残す方法も検討します。

集合住宅・駐車場

公開資料に見られる目安
2週間〜1か月程度という公開例がある
日数が延びる条件
長期休暇、管理会社や管理組合の確認周期、ごみ置場のトラブル
主に確認する人
管理会社・管理責任者

参考:NTT東日本パナソニック コネクト

資料によっては14〜60日という例もあり、管理体制で幅があります。居住者の不在期間と、管理会社や管理組合が状況を確認する周期の両方を考えます。ごみ置場の不法投棄や駐輪場のいたずらは、次の巡回まで気づかないことがあります。

ここに示した日数は、各社の公開資料に見られる参考例です。法律上の一律の保存期間や、あさあけセキュリティが保証する標準値ではありません。実際の日数は、発覚までの想定日数、カメラの台数と画質、録画方式、保存する機器の条件、運用ルールから決めます。

施設の用途、カメラ台数、画質、録画方式によって、必要な日数と容量は変わります。ご自宅や自社に合う条件を整理したい方はご相談ください。

録画期間と容量を相談する

CONDITIONS

録画日数を左右する条件

保存期間を決めても、機器の条件が合っていなければその日数は残せません。期間の判断に直接関わるのは、次の点です。

カメラの台数同じ容量でも、台数が増えれば1台あたりに使える容量は減ります。
画質・解像度・フレームレート高くするほどデータ量は増えます。
圧縮方式H.264、H.265などの名称だけでは日数は決まりません。同じ方式でも設定と撮影環境で変わります。
録画方式24時間録画、動体検知録画、スケジュール録画で必要な容量が変わります。
映像内の動きや明るさ圧縮後のデータ量は、動きの量やノイズによっても変わります。
保存先の容量と契約条件HDD、SDカード、クラウドで、確保できる容量と条件が異なります。

各条件の詳しい説明は録画・映像確認の基礎知識、機器そのものの選び方は機器の選び方で解説しています。

CAPACITY

HDD容量と
録画日数の
関係

「1TBなら何日」という表を見かけますが、その数字は特定の機器と設定条件のもとでの値です。台数、画質、フレームレート、圧縮方式、録画方式のどれかが違えば、同じ容量でも日数は変わります。

考える順序は、容量からではなく保存期間からです。

  1. 01必要な保存期間を決める
  2. 02確認したい対象から必要な画質を決める
  3. 03台数と録画方式を決める
  4. 04その条件で必要な容量を出す

画質を下げる前に確認すること

日数が足りないときに画質を下げるのは一つの方法ですが、下げすぎると人物の特徴や車両の確認ができなくなります。何のために残す映像かを先に決めておくと、どこまで下げてよいかの判断がつきます。すべてのカメラを同じ設定にする必要もありません。特徴を確認したい地点は画質を保ち、全体を見るだけのカメラは抑える、という組み合わせも検討できます。

上書きの仕組み

上書き録画の仕組み録画機の容量がいっぱいになると、古い映像から順に新しい映像で上書きされます。録画機内に残るのは、いまから録画可能期間の始まりまでの範囲です。新しい映像が書き込まれる上書き済み録画機内に残る期間録画可能期間の始まりいま
録画機内に実際に残る日数は、古い映像が上書きされるまでの期間です。運用上決めた保存期間を満たせるように、カメラ台数・画質・録画方式と記録容量を設計します。上書きされた映像は通常、復元できません。

TOO SHORT

録画期間が短すぎると起きること

  • 被害に気づいた時点で、発生時の映像がすでに上書きされている
  • 休業日や長期休暇の前後を確認できない
  • 製造や出荷の後に受けた問い合わせを追えない
  • 必要な映像を書き出す前に消去される

これらは故障だけでなく、保存期間・容量・録画設定・運用の組み合わせによって起こります。設置時に日数を確認し、その後も定期的に見直します。

気づいたときにまずすること

必要な映像は、通常の録画に任せず、別の媒体などへ書き出して保全します。上書きは待ってくれません。書き出しの手順は、緊急時に慌てないよう事前に確認しておきます。具体的な手順は録画・映像確認のページで解説しています。

TOO LONG

長く保存すればよいわけではない理由

保存期間は長いほど安心とも言えません。

個人情報保護委員会は、カメラ画像などの個人データについて、利用の必要性を考慮して保存期間を設定し、必要がなくなったものは遅滞なく消去するよう努める考え方を示しています。三重県の防犯カメラの設置及び運用に関するガイドラインでも、画像データの保存期間と消去方法を運用規程の項目として挙げています。

  • 設置目的に必要な範囲で保存期間を決める
  • 映像を見られる人と、持ち出しの方法を限定する
  • 保存期限と、自動消去や上書きの設定を記録しておく
  • 事件や事故の映像を保全した場合は、保全した理由と提供の記録を残す

保存期間や消去、閲覧権限の詳しい考え方は防犯カメラとプライバシーのページで解説しています。

CHECKLIST

録画期間を
決めるための
確認事項

すべて決まっていなくても問題ありません。分からない項目が、現地調査で確認すべきポイントになります。

  • 何が起きたときに映像を確認するか
  • 何日後に異常へ気づく可能性があるか
  • 休業日・長期休暇・不在期間はあるか
  • どの場所を何台で撮影するか
  • 顔、車両、荷物、作業、全体の動線のどれを確認するか
  • 24時間録画か、動体検知・スケジュール録画か
  • 録画機、SDカード、クラウドのどこへ保存するか
  • 上書き前に必要な映像を書き出す担当者は誰か
  • 保存期間、消去方法、閲覧権限を決められるか

ON SITE

自分で決めにくい場合は現地調査で確認する

次の項目は、現地を見ないと決めにくい部分です。

あさあけセキュリティの現地調査・お見積もりは無料です。台数や機種が決まっていない段階でもご相談いただけます。

更新日

作成・内容確認あさあけセキュリティ株式会社

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参考:ALSOK「防犯カメラの録画時間や保存期間の目安」パナソニック コネクト「防犯カメラの録画保存期間の目安」NTT東日本「防犯カメラで録画する際に知っておくべきこと」個人情報保護委員会「カメラ画像や顔特徴データ等の個人データの保有期間」三重県「防犯カメラの設置及び運用に関するガイドライン(PDF)」/2026年8月4日確認

FAQ

録画期間のよくある質問

Q防犯カメラの録画期間は何日あればよいですか?

A一律の日数はありません。まず「問題に気づくまで何日かかりそうか」を見積もり、そこに余裕を加えた期間を確保します。そのうえで、カメラの台数、画質、録画方式、保存先の容量で、その日数が実現できるかを確認します。長く残せばよいというものでもなく、目的に必要な期間を決めることが大切です。

Q戸建て住宅は何日録画すればよいですか?

A日常的に自宅にいて、その日のうちに確認できる場合は短めから検討できます。ただし、旅行や出張で家を空ける期間がある場合は、その期間をまたいで確認できる日数が必要です。駐車場での当て逃げや車上ねらいは、次に車を使うときまで気づかないこともあります。ご家庭の生活パターンから逆算します。

Q店舗の録画期間は住宅より長くした方がよいですか?

A一概には言えませんが、店舗では棚卸しや月次の確認まで気づかないこと、お客様からの申し出で後日に判明することがあり、発覚までの期間が長くなりやすい傾向があります。レジ締めで当日に気づける内容と、月末まで分からない内容を分けて考えると、必要な日数が見えてきます。

Q工場や倉庫は1年録画する必要がありますか?

A「工場は1年」と一律に決まっているわけではありません。製造や出荷の後に品質の問い合わせや事故の調査で映像が必要になる場合、発覚までの期間が長くなります。製品の性質、取引先との契約、品質管理の方針によって幅が大きい部分です。すべてのカメラを同じ期間にせず、重要な地点だけ長く残すという考え方もあります。

Q録画日数はHDD容量だけで決まりますか?

A決まりません。同じ容量でも、カメラの台数、画質、フレームレート、圧縮方式、録画方式によって日数は大きく変わります。「1TBなら何日」という表は、特定の機器と設定条件のもとでの値です。容量から考えるのではなく、必要な保存期間から必要な容量を逆算します。

Qカメラの台数を増やすと録画期間は短くなりますか?

A同じ容量のまま台数を増やせば、1台あたりに使える容量が減るため、保存できる日数は短くなります。増設を検討する際は、録画機の入力数だけでなく、容量が足りるかもあわせて確認します。

Q24時間録画と動体検知録画では何が違いますか?

A24時間録画は、出来事の前後を連続して確認できる代わりに容量を多く使います。動体検知録画は同じ容量でも長い期間を残しやすい一方、検知の範囲外を通った場合や、検知から記録が始まるまでの映像が残らないことがあります。容量だけで選ばず、確認したい場面が残るかで判断します。

Q古い映像は自動的に消えますか?

A多くの録画機では、容量がいっぱいになると古い映像から順に新しい映像で上書きされます。上書きされた映像を後から戻すことはできません。必要な映像は、上書きされる前に別の媒体などへ書き出して保全します。

Q長期間録画するとプライバシー上の問題がありますか?

A保存期間は長いほどよいとは言えません。個人情報保護委員会は、利用の必要性を考慮して保存期間を設定し、必要がなくなった個人データは遅滞なく消去するよう努める考え方を示しています。設置目的に必要な範囲で期間を決め、消去の方法、映像を見られる人の範囲もあわせて決めておきます。

CONTACT

録画期間と容量を、
現地で一緒に整理します。

必要な録画期間は、施設の用途、問題に気づくまでの時間、カメラの台数、画質、録画方式によって変わります。あさあけセキュリティでは、守りたい場所と現在の困りごとを伺い、既存設備の状況も確認したうえで、無理のない構成をご提案します。台数や機種が決まっていない段階でもご相談いただけます。現地調査・お見積もりは無料です。

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